2011年1月1日
年頭にあたり

新年明けましておめでとうございます。皆様方には日頃より大変お世話になっており、感謝申し上げます。

さて、昨年はバンクーバー冬季オリンピックでのフィギュアスケートやスピードスケートをはじめとする日本人の活躍や、上海万博での日本館の大盛況など大変嬉しいことも多い年でした。一方世界各地で大地震などがおこり、日本も記録的な猛暑になるなど、地球環境も変化がおこってきている気がします。

7月には参議院選挙が行われ、改選議席において自民党が第一党になり、参議院全体でも与野党が逆転いたしました。その後の民主党代表選をへて現在の菅内閣が発足したわけですが、今日までの諸問題への対応や国会審議での閣僚答弁を聞いていると、日本は本当に大丈夫か強い危機感を持たざるを得ません。
大阪地検特捜部の証拠捏造事件への対応、尖閣沖の事件への政府の対応、ビデオの流出事件、公安関係資料の流出など、政府は誰も責任を取らず、参議院において官房長官と国交大臣の問責決議案が可決される事態にまで発展いたしました。

私は以下のようなたとえ話をよくしています。
「自民党があまりに長く政権与党であったため、雨が降っても自民党のせいになった。政権交代の結果、民主党政権でも雨が降ることにみんなが気づくと、雨が降ったときにどう対応するかの違いが問われるようになる。今の民主党政権は、“雨が降ったらぬれて風邪をひいてはいけないので、今日は自宅でお休みください。三度のお食事はお届けします。請求書はお孫さんに回します。”といっている。われわれ自民党は、“傘をお貸ししますので、どうぞ今日も働きに行ってください”といいます。」
今の政権のように、内需のみに着目し、家計に現金を直接給付することにバランスを欠いた財政を用いることで需要や雇用が生まれ、経済が成長するという考え方は、社会主義の時代ならいざ知らず、少なくともわれわれとは相容れないものといわざるを得ません。働く人々の日々の努力や工夫の積み重ねによって、かかったコストを上回る売り上げをあげることにより生み出される利潤、すなわち付加価値の総和が経済成長そのものであるという、当たり前の考え方にたって、やる気を引き出す政策を行っていかなければなりません。
予算編成においても、一昨年の補正予算で自公政権が組んだ予算を政権交代後、無駄だといって執行停止にしたのに、昨年末の補正予算で再び計上してきたりしております。財政再建計画をきちんと示しながら、経済をどうするか、福祉をどうするのかなど一貫性をもって政権運営しないと、国民はどうなるか予測できず不安でせっかくの政策の効果もだいなしです。

プロ野球のピッチャーが交代を告げられたとき、きっと冷静ではいられないでしょう。監督の指示やキャッチャーのリード、守備陣や打撃の不甲斐なさに腹を立てることもあるでしょう。しかし怒っているだけでは進歩がありません。こういうときこそ、従来の欠点を直して飛躍するチャンスです。自民党にとっても、下野は大きなチャンスでもあります。野党になった自民党がとりかかったのは、原点に回帰して自らを見つめ直すことです。それが信頼回復への第一歩と考えます。

現政権の経済財政運営や外交や防衛問題への対応を目の当たりにして、最近、頑張って早く政権を取り戻してくださいと、言われるようになりました。
私どもは信頼回復へ努め、国会審議を通じて現政権の問題点をただしながら、国を正しい方向にむけていく努力を重ねていきます。

本年は「おいでませ!山口国体・山口大会」が開催されます。多くの方々が山口県に来られると思います。すばらしい熱戦が繰り広げられると期待しておりますが、あわせて県内各地の豊かな歴史や文化にもぜひふれていただきたいと思います。

本年も皆様方のご多幸をお祈りし、新年のご挨拶といたします。

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